新規高等学校卒業者の早期離職に関する調査結果

新規高等学校卒業者の早期離職に関する資料

熊本県公立高等学校PTA連合会

1 離職の主な理由

・職務内容や勤務時間等、労働条件や待遇への不満   ・仕事の条件が求人票と違う

・本人の辛抱(忍耐力・根性)不足  ・先輩や上司との人間関係(コミュニケーション)

・賃金・処遇面への不満 ・生活習慣が崩れて仕事に対応できない ・業績不振によるリストラ

・通勤距離、給与、休日など自分の適性・能力と関係ない項目で選択し、やりがいを感じない

・研修期間中に職場不適応により不採用  ・仕事がきつい・合わない・耐えられない

〇会社側

・先輩や上司から「もっとかまって欲しい」「的確な指示が欲しい」

・じっくり育てる余裕がなかった  ・ホワイトカラーだと思っていたら現場に行かされた

・取引先との関係がうまくいかない ・なぜこの程度の理由で辞めるのか

2 定着のための取り組み

・卒業までに勤労観や職業観を身につける  ・キャリア教育の強化

〇会社側

・先輩や上司のフォロー  ・能力開発の実施・充実  ・採用時の十分な説明

・給与水準の引き上げ

3 高P連としての早期離職対策

・会員への進路に関する情報提供と取り組み(進路対策研修会の開催、関係機関の紹介など)

・保護者が必要としている情報を把握し、参考となる情報を収集し発信する。

・家庭教育の中で、基本的な生活習慣と早期からの職業観・仕事観を育てる

・学校のキャリア教育への協力と支援(学校と連携を図りPTAも一端を担う)

・関係機関と連携し、採用可能な事業所を増やす取り組みを展開する

・県内の企業の求人計画を早めに行うように本会からも働きかける

4 その他

・ 若者が会社を選ぶポイントから考えると、特に熊本ではよほどの大手でないと理想の職場にたどりつくのは難しい。職業や働き方も多様化してきているので、生涯雇用が必ずしもベストなのかは疑問の声もあがっているのも事実である。(熊本県雇用環境整備協会)

〈某大企業人事担当者の言葉より〉

「仕事がきつい、辞めたい」と子どもが親に相談したとき、子どもは親のどちらかに「辞めていいよ」という返事を待っています。そして、その話題になったときは「あのときお父(母)さんが辞めていいといったがね」と言って逃げ場をつくるのです。1回目の相談のとき、しっかり本人の話を聞き、かつ他の人の様子も聞き、仕事をしている子どもの命に危険を感じるような状況かどうか、病気になる心配があるかどうかなどを本人との会話から汲み取り、そのような状況がなければ突き放すことも、子どもの自立に必要である。