令和元年度　事業計画書

熊本地震から３年が経過しました。まだまだ復興には長い時間が必要でしょうが、令和という新しい時代が幕を開け、熊本も次のステップへと進まなければいけない時期に来ています。熊本地震後も各地で災害が起きていますが、過去の経験から学んだ事がきちんと活かされているのか、私達がこれまで取り組んできた事を検証し、必要であれば修正をしていかなければなりません。また、その取り組みの成果を報告出来る事が、本会を支援して頂いた全国の皆さまへの何よりの恩返しであると考えます。今後も会員の皆さまのご協力のもと、積極的に取り組んでいきたいと考えています。

さて、昨年度、私達は、守るべき大切な命を失いました。勿論、不慮の事故を未然に防ぐことは出来ませんが、その要因が少しでも減るよう努力を続けなければなりません。何よりいじめによる自殺という悲しい結末は、繰り返してはいけない、重要な課題であり、関係者だけでなく、私達全員の責任です。

また、子供たちを取り巻く環境や、社会情勢は日々、大きく変化しています。このような変化を理解し、適切に対応する力が求められるのは子供たちだけではありません。私たち保護者も子供とともに学び成長する必要があります。そのためには、「知る・知らせる・理解してもらう」の綱領のもと、学校・地域・行政とも密接に、そして更なる連携を図り、子供たちを守り・育てる大きなスキームの強化を進めてまいります。

「すべては子供たちの夢の実現のために！」は保護者にとって普遍のスローガンです。熊本県公立高等学校ＰＴＡ連合会は、単位ＰＴＡ活動の充実、発展を図るべく、情報共有・課題解決に取り組んでまいります。

以上を踏まえ、本年度は次ぎの取組を活動の重点事項といたします。

• 他団体や関係機関と連携した、教育環境の更なる充実への取組み
• 学校・家庭における、子供たちのメンタルヘルスに関する取組み
• 命を大切にする教育と、情報モラル向上への取組み
• ＰＴＡ活動・研修会・大会への協働と参画による子育て教育への自己啓発
• 家庭教育力の向上と、健全育成の推進
• 学校・家庭・地域・行政の連携による進学・就職支援等、進路対策の充実
• 迅速な情報発信と共有、安定した信頼あるＰＴＡ活動のための広報活動
• 全国高等学校ＰＴＡ連合会賠償責任補償制度、熊本県公立高等学校ＰＴＡ連合会生徒総合保障制度、一般財団法人熊本県ＰＴＡ教育振興財団への理解と事故防止運動への取組み

令和元年度 事業並びに会務計画