令和３年度　事業計画書

COVID19と人類の戦いは、一年半という時間を経ても、未だ克服どころか不安要素が常に世界中を覆っています。今世紀になり急速に縮まった世界の距離ですが、逆に『心の距離』は広がっているように感じます。そして、そのことがコロナ対策を含め社会の状況を悪化させているように思います。また、大人の事情で不自由をかけている子供たちには、本当に申し訳なく思います。私たちには、世界中の子供たちの今と未来を保障する義務があります。会員の皆さまのご協力のもと、一致団結して、子供たちの笑顔を守れるよう取り組んでいきたいと考えています。

感染拡大の状況は１年前と比して改善されているとは言えませんが、中身は一年前とは全く違います。当時は、未知の脅威に震え、ただ立ち止まるだけの対策でしたが、今は意見の対立があるとはいえ、多くの人の努力により、コロナに立ち向うことができています。難局に際して如何に対処するのか、社会で生きる上で最も必要なスキルの一つです。今年度も学校行事など、生徒たちが楽しみにしていた事が制限を受けるでしょうが、彼ら彼女らは、自分が出来る範囲での楽しみを見つける達人です。きっとwithコロナの経験を財産としてくれることでしょう。

子供たちを取り巻く環境や、社会情勢の変化が今後加速するという意見が多く聞かれます。今こそ、私たち保護者も子供たちと共に、新しい熊本モデルの「共育」を考える時です。学校・地域・行政とも密接に、そして更なる連携を図り、子供たちを守り・育てる大きなスキームの強化を進めてまいります。

「すべては子供たちの夢の実現のために！」は保護者にとって普遍のスローガンです。熊本県公立高等学校ＰＴＡ連合会は、単位ＰＴＡ活動の充実、発展を図るべく、情報共有・課題解決に取り組んでまいります。

以上を踏まえ、本年度は次の取組を活動の重点事項といたします。

• 他団体や関係機関と連携し、学校施設設備の向上とICT教育環境の更なる充実への取組み
• ヘルメット着用義務の検証と交通ルールへの理解を高め、交通事故を減少させる取組み
• 人権教育・命を守る教育・情報モラル教育等について、学校、生徒、保護者の連携を高めるための啓発・研修への取組み
• 単位ＰＴＡの運営と活動を支援する取組み
• 進学・就職支援と、学校・生徒・保護者の進路対策情報共有の取組み
• 迅速な情報発信と共有、次世代の広報活動のあり方の検討
• 全国高等学校ＰＴＡ連合会賠償責任補償制度、熊本県公立高等学校ＰＴＡ連合会生徒総合保障制度、一般財団法人熊本県ＰＴＡ教育振興財団への認知度の向上と制度理解を深めるための取組み

令和３年度事業並びに会務計画