平成２５年度　基本目標及び事業方針

昨年、政権が民主党から自民党に変わり日本は大きく変わろうとしています。しかし政権が変わっても教育に対しては一貫性を持って対応して欲しいと考えます。高校授業料無償化が議論されています。数値だけにとらわれず何が必要なのかを考え、そして保護者の意見も取り入れて進んで欲しいと思います。
また、日本中が悲しみと恐怖に震え上がった３．１１の東日本大震災。被災地には今なお、厳しい生活を強いられて不安な生活を送っている仲間がいます。私たちはこの災害を契機に命の尊さ、人と人とのつながり、絆、支えあうことの大切さを学びました。みんなの心が一つになりました。残された私たちにできることは忘れないこと、繋げることだと思います。
子どもたちを取り巻く環境は毎年変化しています。今まで以上に、保護者・学校・地域・行政が一体となって未来の日本を背負う子どもたちのために私たちは行動しなければなりません。そのために家庭では一般的な常識、躾をお願いします。先生方には勉学、基礎体力をはじめとして団体行動や規律の教育、コミュニケーション能力の育成をお願いします。県・行政には今まで以上に充実した教育環境を与えていくことを切望いたします。残念ながら若者が自ら命を絶つ事案が増えております。命の尊さと大切さを育む機会を学校や単位ＰＴＡには設けて欲しいと思います。日進月歩進化するＩＴ社会への対応は不可欠であります。子どもたちが犯罪や間違った時代の流れに巻き込まれないように学校、家庭、地域が協力・連携してＰＴＡ活動がなされることをお願いいたします。『子どもたちのために』これが原点です。
県高Ｐ連では、お互いの悩みや諸問題を同じ立場で考え話し合って、各単位ＰＴＡ活動の充実を図る所存です。いろんな疑問や問題等がありましたら、単位ＰＴＡの事務局を通じてご相談ください。

以上を踏まえて、平成２５年度は以下の内容を重点事項といたします。

①　ＰＴＡ活動・研修会・大会への協働と参画による子育て教育への自己啓発

②　命を大切にする心の教育

③　家庭での教育の向上と健全育成の推進

④　学校・家庭・地域・行政の連携による進学・就職支援等の進路対策の充実

⑤　迅速な情報の発信と共有、安定したＰＴＡ活動のための広報活動

⑥　賠償責任補償制度、生徒総合保障制度、一般財団法人熊本県ＰＴＡ教育振興財団への理解と事故防止運動

平成２５年度事業並びに会務報告